2009年06月24日

日本電気株式会社

日本電気株式会社(にっぽんでんき 、英文社名:NEC Corporation / 略称:NEC(エヌ・イー・シー)、旧英社名Nippon Electric Company, Limitedの略から)は、東京都港区芝五丁目(元東京都港区三田)に本社を置く住友グループの電機メーカー。日電(にちでん)と略されることもある(かつて同じ「日電」を略称とした日本電力とは無関係である)。一般的には略称のNECが使われ、ロゴマークや関連会社の名前などにもNECが用いられている。

住友電気工業と兄弟会社で、同社及び住友商事とともに住友新御三家の一角であるが、住友の象徴である井桁マークは使用していない。

連結従業員数 約15万6000人は、住友グループで最大の従業員数を擁し、日本の全企業でも9位に位置する。[2]

有線・無線通信機器(携帯電話等の民生機器から、携帯電話基地局、テレビジョン放送設備、船舶無線、航空無線、宇宙通信等の大型機器まで)、コンピュータを主力事業としている。日本のマイコン、パーソナルコンピュータ市場では黎明期より手がけ、1976年のTK-80のリリースで日本のマイコン市場の活性化に努めた。

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日本において「NEC」という名称で親しまれているものにパーソナルコンピュータがある。パーソナルコンピュータ事業は長らく日本電気本体(一時期は新日本電気も含まれていた)が事業を統括して傘下の生産子会社(NEC米沢・NEC群馬・NEC新潟・日本電気データ機器)で製造を行う形を取っていたが、2001年10月に製造をNECカスタムテクニカ、個人向け(VALUESTAR・LaVie)の販売をNECカスタマックスに統合再編し、さらに2003年7月、この2社が合併したNECパーソナルプロダクツが事業を担う形になっている(企業向け(Mate・VersaPro)についてはNECパーソナルプロダクツで製造、日本電気本体が販売)。

東京証券取引所第一部上場、証券コード6701。

1899年7月17日設立。岩垂邦彦と米国ウェスタン・エレクトリック(現在のアルカテル・ルーセントの前身)が54%を出資する日米合弁会社であった。これは日本最初の合弁企業の事例とされる(1992年まで使用されていたNECロゴの字体はウ社の当時のロゴに由来している)。戦前では、1928年に日本電気の丹羽保次郎、小林正次らが昭和天皇の即位大礼の写真のファクシミリ通信を成功させた業績で知られる。

その後、住友財閥に経営委託され、第二次世界大戦で日米関係が悪化すると住友グループ傘下となった。このため、1943年から1945年までのごく一時期であるが「住友通信工業」という社名を名乗っていた(住友電気工業が当時既に存在していたためこの社名になったようである)。大戦期は陸軍の無線機を一手に引き受け、電波警戒機の開発も行っていた。

2009年06月09日

陸軍悪玉論(りくぐんあくだまろん)とは

陸軍悪玉論(りくぐんあくだまろん)とは、大日本帝国陸軍に日本の軍国主義化、日中戦争の拡大、国際政治における孤立、およびアメリカに対する参戦と敗戦、日本軍の残虐行為および国際法違反の責任があるという主張。大日本帝国を崩壊に追いやった一連の責任は大日本帝国陸軍にある、とする分析や思想を呼ぶために、後の時代になって(近年になって)造られた呼称である。

日本陸軍は二・二六事件を起こし、満州事変から日中戦争にいたる中国大陸での戦線拡大を主導したという事実がある。昭和の軍部独裁政治は陸軍の軍閥によるものであり、満州事変は関東軍の暴走によって引き起こされた。

最後の陸軍大臣下村定大将は1945年11月28日の国会答弁において、自らそのような軍国主義に陥って暴走した陸軍の非を認めてこれを総括した。なお極東軍事裁判において、A級戦犯として処刑された海軍軍人は皆無であるが、陸軍軍人は東條英機をはじめとして、多数処刑された。
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また、戦争責任論とは別の観点から、海軍をよりスマートだと見なす考え方は、太平洋戦争以前から日本国民の間に存在していた。

体制側から考えると、明治初期の士族反乱では、日本陸軍初の大将西郷隆盛が反乱軍の首魁となった。
明治末期から昭和前期にかけて活躍した作家である永井荷風は、日記に「悪いことをするのは陸軍で、善いことをするのは海軍だ」「陸軍は格好が悪く、海軍は格好が良い」という「空気がある」と、記している

2009年06月06日

第二次上田合戦

昌幸や徳川家康、上杉氏は豊臣政権に臣従。後北条氏は天正18年(1590年)からの征伐(小田原合戦)により滅ぼされ、家康は関東に移封された。慶長3年(1598年)、秀吉が死去し、豊臣政権では五大老筆頭の地位にあった家康の影響力が強まる。反徳川勢力は五奉行の石田三成を中心に結集し、慶長5年(1600年)6月、家康が会津の上杉征伐の兵を起こして大坂を離れると、三成は毛利輝元を総大将として西軍を組織し挙兵した(関ヶ原の戦い)。昌幸は東軍を率いる家康に従っていたが、慶長5年(1600年)7月下旬、下野で次男・幸村とともに離反して上田に帰還し西軍に与した。これに対し、長男の信幸は東軍に従った。通説では、西東軍どちらが勝利しても真田一族が残れるよう分かれたとされる。

徳川家康率いる東軍は、下野国小山において三成ら西軍の挙兵を知って、軍を西に返した。この時、家康の本隊や豊臣恩顧大名などの先発隊は東海道を進んだが、徳川秀忠率いる3万8000人の軍勢は中山道を進んで西に向かった。そしてその進路に、真田父子が立て篭もる上田城があった。

秀忠は昌幸の嫡男・信幸に命じて、まずは無難に昌幸に対して開城を求める。老練な昌幸はのらりくらりと返事を先延ばしにして、時間稼ぎに徹する。秀忠は数日を空しく費やした後で昌幸の真意を知り激怒、上田城攻略を決意したとされる。このとき本多正信や徳川四天王の一人・榊原康政などは寡兵の真田氏を侮ることはせず、上田城を黙殺して西軍との主戦場(関ヶ原)に急ぐべきだと進言するが、土井利勝を始めとする戦場に疎い将が多かったこともあり、秀忠の決断を覆すことは出来なかった。そして牧野康成率いる手勢が昌幸の挑発に乗ったのをきっかけに戦端が開かれると、昌幸はわずか3500の兵力で徳川軍をかき回して混乱に陥れた。
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兵力的に圧倒する徳川軍であったが、地形的に兵力の優勢を生かし切れず、逆に地形を完全に掌握している地元の真田軍に巧みに翻弄され、敗北を喫したのである。このときのことを『烈祖成蹟』は「我が軍大いに敗れ、死傷算なし」と記している。秀忠は上田城が予想外に頑強であることに驚き、上田城に押さえの兵を残して先を急ぐことにする。しかし、この上田での遅延だけでなく道中の悪天候も災いして、遂に9月15日の関ヶ原本戦に遅参するという大失態を犯してしまった。この失態に家康は激怒し、秀忠にしばらくは対面することすら許さなかったと言われている。また、結果的に大敗のきっかけを作った康成・忠成父子は部下を庇って出奔したため、一時謹慎となった。

この戦いで、美濃で行われた関ヶ原での決戦に秀忠軍を遅参させることに成功したが、肝心の関ヶ原では西軍の敗北に終わり、西軍に与した昌幸と信繁は戦後処理で死罪を命じられたが、信幸とその岳父である本多忠勝の助命嘆願などもあって、一命を助けられてはじめ高野山、のち幸村が妻を同行させることを願ったため九度山に流罪となった。

2009年04月22日

二人の宰相

スウェーデン・フランス戦争は、泥沼化し、1635年から1648年まで続いた。フランスは後に名将と呼ばれるテュレンヌ将軍をドイツに送り込み、皇帝軍は一方的な守勢に立たされた。さらにスウェーデン軍は巻き返しを図る。この戦役では、フランス宰相リシュリュー、スウェーデン宰相オクセンシェルナ、神聖ローマ皇帝フェルディナント3世の戦略がぶつかり合うことになった。フランス軍は、主にスペイン軍と、スウェーデン軍は、神聖ローマ皇帝軍と戦った。

反ハプスブルクの反撃
攻勢に出た皇帝軍はヴィットストックの戦いでスウェーデン軍に敗れ、勝利したスウェーデン軍は再びドイツへ侵攻する。これ以降、反ハプスブルク勢力の情勢は好転した。ネーデルラントではオランダがスペインを破り、ブレダの要塞を陥落させる。この勝利はオランダの独立を確実なものとし、逆にスペインの覇権の翳りを示すものであった。

こうした情勢の中、皇帝フェルディナント2世が死去した。新皇帝には、ネルトリンゲンの戦いで名声を得た嫡子フェルディナントがフェルディナント3世として即位した。
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フランス軍の傭兵隊長となったザクセン=ヴァイマル公ベルンハルトも攻勢に出て、1638年、ラインフェルデン、フライベルク、ブライザッハを陥落させた。ただしベルンハルトはフランスといざこざを起こし、後にザクセン軍とフランス軍は交戦することとなる。

同年、スウェーデン軍はハイルブロン同盟から寝返ったザクセン軍をケムニッツで破り、ボヘミアに侵攻している。この時は、スウェーデン軍のバネル将軍の野心によって統率が乱れ、撃退されている。翌1639年、エアフルトで、フランス軍、スウェーデン軍、プロイセン軍が邂逅している。もっともプロイセン軍は、後に大選帝侯と呼ばれたフリードリヒ・ヴィルヘルムが翌1640年にプロイセン公となると防衛戦争に切り替え、事実上中立の立場をとった。

和平会議の開始と戦争の行方
1640年頃から、皇帝は和平に向けた動きを見せ始めるが、その高圧的な態度に応じる勢力はいなかった。しかもスペイン軍はこの時期からフランス・オランダの前に敗退を重ね、没落の兆しを見せていた。なおこの年、スペインのくびきを脱したポルトガル王国が独立している。

1642年、皇帝軍はブライテンフェルトで再びスウェーデン軍に敗れた。皇帝軍は1631年にもこの地で一敗地にまみれていた。皇帝はさらに逼迫し、和平の道を模索し始めた。この頃になると、帝国全体で厭戦気分が蔓延するようになる。1642年の暮れにはライン川の両岸で和平会議が設置されたが、1644年にようやく交渉が開始される。戦争は、交渉を優位に運ぶために、戦争を終わらせるための戦いが激化するという矛盾した状況になっていく。

帝国法によって国際会議は設置されたが、戦争の主導権を奪い返したスウェーデンが和平会議も牛耳って行く。この時期フランスでは、1642年に宰相リシュリュー、翌1643年にフランス王ルイ13世が相次いで死に、リシュリューの政策は、新宰相マザランに引き継がれるが、新国王ルイ14世はまだ幼く、フランス国内は不安定となった。そのためマザランは、引き継いだ政策のうち、「国王を神聖ローマ皇帝に」という野心を放棄せざるをえなくなる。しかし、1643年にフランス王族コンデ公ルイ・ド・ブルボンがロクロワの戦いで、スペインを殲滅、さらに1644年のフライブルクの戦いで、カトリック軍の中心バイエルン公を破ったことで、フランスは三十年戦争における勝利を確実なものとした。

トルステンソン戦争?ボヘミア侵攻
一方スウェーデンは、ドイツで転戦するスウェーデン軍を背後から脅かすデンマークと戦端を開いた。この戦争は指揮官の名前からトルステンソン戦争と呼ばれる。スウェーデンはオランダ海軍も味方につけてデンマークを屈服させ、三十年戦争によって中断されたバルト海の制覇をついに成し遂げた。またこの戦争で、グスタフ・ホルン将軍が復帰している。皇帝軍はデンマークの支援に駆けつけたが、惨敗した。

スウェーデンは三十年戦争の勝利を確実にするために、再びボヘミアへ侵攻する。1645年、プラハ近郊のヤンカウの戦いで、またしても皇帝軍は大敗した。この時、プラハにいた皇帝フェルディナント3世は狼狽してウィーンへ逃亡したが、これはかつてのプファルツ選帝侯フリードリヒ5世(ボヘミア冬王)の逃亡に酷似していたため、「フリードリヒの逃亡」と揶揄された。この事件は、ハプスブルク家の敗北を決定的なものとした。同年、バイエルン軍もスウェーデン軍に敗れた。バイエルン公はフランスとよりを戻し、孤立したザクセン公もスウェーデンと休戦条約を締結した。

ヴェストファーレン条約の締結
この一連の戦況によって和平会議は一気に進展した。国際会議にはイングランド、ポーランド、ロシア帝国、オスマン帝国を除いた全てのヨーロッパ諸国が参加していた。しかし1646年、皇帝軍がヤンカウの敗戦から驚異な復活を成し遂げた。皇帝軍がバイエルンに合流する恐れが生じ、スウェーデンはバイエルンに再度侵攻する。フランスはこれを越権行為として、スウェーデン牽制の為にテュレンヌ将軍を派遣した。両者に挟まれたバイエルンは屈服したが、この後バイエルン軍の将軍が反乱を起こし、皇帝軍に合流する。

1618年にボヘミア・ファルツ戦争が勃発した地で最後の戦闘が行われた。1648年、スウェーデン・フランス連合軍は、皇帝・バイエルン連合軍を破り、大勢は決した。スウェーデン軍はプラハを包囲し、これを占領した後帝都ウィーンを攻める態勢を固めた。皇帝はついに10月24日、和平条約への署名を決断する。

2009年04月19日

サラミスの海戦

サラミスの海戦(-かいせん、希語:Ναυμαχία της Σαλαμίνας、英語:Battle of Salamis)は、ペルシア戦争最中の紀元前480年9月、ギリシアのサラミス島近海で、ギリシア艦隊とペルシア艦隊の間で行われた海戦。ヘロドトスの『歴史』(第8巻)に詳しい。

この海戦でギリシア艦隊が勝利をおさめ、ペルシア戦争は新たな局面を迎えることになる。
ペルシア遠征軍にテルモピュライを突破され、アルテミシオンから撤退したギリシア艦隊は、アテナイの要請により、ファレロン湾内のサラミス島に艦船を集結させた[1]。これに事前にトロイゼーンに集結していた他のギリシア艦隊が合流し、総指揮官エウリュビアデスのもと、主戦場をどこに置くかで合議を計った。テルモピュライ、アルテミシオンの防衛線が突破されたことによって事実上アッティカは放棄されており、また、アテナイのアクロポリス陥落の一報が入って全軍が恐慌状態に陥ったこともあって、ひとまずイストモスを決戦の場とすることで会議は閉会した[2]。

しかし、アテナイのテミストクレスは指揮官エウリュビアデスを訪ね、サラミスでの艦隊の集結を解けば各都市の艦隊は自らの故郷に帰還し、再びギリシアが連合することはないと述べて会議を再度開催するよう説き伏せた[3]。翌朝、戦略会議は再び開催され、テミストクレスはサラミスでの海戦を強く主張した。エウリュビアデスはアテナイ艦隊の離脱を恐れ、サラミスでの海戦を決定したが[4]、コリントスのアデイマントスらはこれに強く反対し、会議は紛糾した[5]。論戦の最中、テミストクレスは密かにペルシアのクセルクセスのもとに使者を送り、ギリシア艦隊がイストモスに待避する準備をしていることを伝えた[6]。彼はペルシアに内通することで戦争に負けた場合の活路を確保し、また、ペルシア艦隊をけしかけることによってサラミスでの決戦に到るよう仕向けたのである。

ペルシア側はテミストクレスの言葉を信じ、夜半、兵士をプシュッタレイア島に上陸させ、サラミス島のキュノスラ半島からギリシア本土までの海峡を船団で封鎖した。さらに、ディオドロスによるとエジプト艦隊200隻がサラミス島の外側を迂回してメガラに抜ける水道を封鎖した<。ギリシア隊はペルシア艦隊の動きに全く気付かなかったが、アイギナから支援に駆け付けたアテナイのアリステイデスが会議に出席し、ギリシア艦隊が完全に包囲されているため、戦闘の準備を行うよう勧告した[7]。大半の人々はアリステイデスの言葉を信じなかったが、テノスの三段櫂船1艘がペルシアから離反してギリシア側に事実を伝えたため、ギリシア側は戦闘の準備にとりかかった。
クセルクセスが、サラミス島のキュノスラ半島からギリシア本土に船を繋いで船橋を作ろうとしていたことから、30櫂船・50櫂船・馬匹輸送船は、まだかなり残存していたと思われる。

紀元前480年9月20日ごろ(29日説あり)の明朝、テミストクレスによる訓示の後、ギリシアの全艦艇は停泊地より一斉に出撃した。ペルシア艦隊はギリシア艦艇の出撃を知ると、キュノスラ半島を越え、サラミス水道に侵入した[8]。ギリシア軍はペルシア艦隊を認めると、逆櫓を漕いでペルシア艦隊とは逆の方向、つまりサラミス島の陸側に向かうような動きを見せた。これについてプルタルコスは、テミストクレスがこの水道に一定の時刻になると吹く風(シロッコ)を利用するため、ペルシア艦隊を前にすると逆櫓を漕いで後退し、時間を稼いだとしている。
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ヘロドトスによると、ギリシア側は、西翼にアテナイ艦隊、東翼にスパルタ艦隊を配置し、対するペルシア側の布陣は西翼にフェニキア艦隊、東翼にイオニア連合艦隊が展開するものであった[10]。戦闘の始まりについてヘロドトスは複数の説を伝えている。アテナイによれば、アテナイ船1隻が戦列を抜けてペルシア艦隊に突っ込み、他の艦船もこれを救援すべく突入したことで戦闘が開かれたとしている。また、アイギナによると、神霊をむかえてアイギナより来航したアイギナ三段櫂船がペルシア艦艇と最初の戦闘を行ったとしている。また、ギリシア軍の眼前に一人の女性が現れ、全軍を鼓舞激励したとも伝えている[11]。実際の戦闘がサラミス水道のどこで行われたのか、また、全勢力が激突したのか、あるいは包囲線をギリシア艦隊が突破したと見るのかは、古来より諸説あり、ヘロドトスも具体的な記述を残していないため不明である。しかし、ヘロドトスはペルシア艦隊の敗因として戦列の乱れを挙げている[12]。プルタルコスが、テミストクレスが風待ちを行ったという記述を残していることを考えると、艦船への直接打撃を行うため喫水が深く重い造りのギリシア艦船に比べ、兵を敵船に揚げるために重心の高い造りとなっているペルシア艦船は、シロッコによる高波で、また、日没前にはマイストロと呼ばれる西風による高波で思うように動きが取れなかったと推察される[13]。戦闘海域も大艦隊を誘導するには狭すぎ、戦列が乱れたところにギリシア艦隊の船間突破戦法を受けたと考えられる。

この戦闘で名声を得たのはアイギナ艦隊とアテナイ艦隊であった。アテナイの将軍アリステイデスは、サラミス海岸に配置されていた重装歩兵を率いてプシュッタレイア島に上陸し、ペルシア歩兵を全滅させた。敗戦を悟ったクセルクセスは、日没とともに艦隊をファレロン湾まで後退させ、戦闘は終結した。

戦いの影響
ギリシア艦隊はこの戦闘が終わったとは思わなかったが、クセルクセスは完全に戦意を喪失し、戦闘継続の構えを見せつつも、マルドニオスに陸上部隊を預け、自身はペルシア艦隊とともに撤退した。ギリシア艦隊はペルシア艦隊の後退を知るとアンドロス島まで追撃したが、ここで軍議を行い、今後の対応について協議を行った[15]。テミストクレスは直ちにクセルクセスを追ってヘレスポントスに急行すべきことを主張したが、エウリュビアデスはクセルクセスの帰路を阻害すれば、かえってペルシア側が死にもの狂いで反撃にでる可能性を示唆し、これを諌めた。テミストクレスは追撃にはやるアテナイ艦隊を制止し、クセルクセスに対しては、伝令に走らせた部下に、自らがペルシア艦隊の追撃を阻止したと告げさせた。

サラミスの海戦でのギリシア海軍の勝利により、ペルシア遠征軍の進撃は停止し、ペルシア戦争は膠着状態に陥った。ペルシア軍が北方へ後退したとは言え、その勢力は健在で、翌年には再びアテナイが占拠されることになる。しかし、クセルクセスの戦意が削がれ、地の利も持たないペルシア遠征軍は、次第に苦しい立場におかれることになった。その意味で、サラミスの海戦はペルシア戦争の決定的な転機であった。

この戦闘の牽引役となったアテナイにとっても、この勝利は強力な海上国家に成長する重要な出来事であった。ヘロドトスによると、当時のアテナイにおいて指導的な立場にあり、この戦闘の勝利に大きく貢献したテミストクレスは、評定が開かれたアンドロス島を包囲して占領し、ここを根城にしてペルシア側に靡いた他の島嶼部のポリスからも金品を巻き上げたとしている[17]。さらにプルタルコスによると、ギリシア艦隊は越冬のためにパガサイに停泊していたが、テミストクレスはこれを焼き払い、アテナイ艦隊のみを残そうと計ったとしている[18]。テミストクレスは、アテナイ艦隊の建造の提唱者であり、また、この戦闘の後は外港となるペイライエウス(現ピレウス)を整備し、これとアテナイ市街を城壁で結ぶなどの功績を残したが、その独善的な態度が僭主への欲望と見なされ、警戒したアテナイ市民によって陶片追放、さらに国家反逆罪で告発されることになったため、敵国であるペルシアに逃亡した。テミストクレスの追放によって、高潔な人物として知られるアリステイデスがアテナイの指導者となり、ペルシア来寇の備えとしてポリスの連合体であるデロス同盟を成立させることとなった。彼は艦艇を提供できないポリスに対して、その代わりとなる上納金の査定を行ったが、やがてその上納金はアテナイの独占するところとなり、その台頭の資金源となるのである。

2009年04月04日

ナイフの分類

ナイフには幾つもの分類法がある。以下に、構造分類と用途分類によって、基本的なナイフの構造と用途別の種類を紹介する。

基本構造による分類 [編集]
ナイフには、刃を折り畳んでしまえる物と、鞘を必要とする物がある。前者は携帯に便利な反面、可動部があるために破損・故障する可能性があり、後者はやや携帯に難があるものの、非常に堅牢である。

フォールディングナイフ
フォールディングナイフは、携帯に便利なように何らかの機構で柄に刃を格納できる構造のナイフをいうが、刃を折り畳んで収納する、日本では折り畳みナイフと呼ばれる構造のものが大多数であり、パラシュートナイフ、バタフライナイフなどその他の形式は特殊なものとされる。柄よりも刃の部分が短くないと刃先端(切っ先)が収納できないため、比較的小型の物が多い。

折りたたみナイフは、携帯時に不用意に開く事も使用時に不用意に閉じることも危険な事故につながるため、小型のものでは柄の背に板バネを内蔵して、ある程度の角度を境にそれぞれ刃が開く方向と閉じる方向に力を加える構造(スリップジョイント機構)を持つのが一般的である。また、大型のものでは板バネの機構に加えて、開いた刃が閉じないような機械的ロック機構を持つものも多い。

農場、船上等で労働者が使用する安価で粗野な大型実用折り畳みナイフをジャックナイフ[5]、小型の折り畳みナイフをポケットナイフという[6]。

折りたたみナイフは、刃以外にドライバーや缶切りなど、他の用途のツールブレードを持つものがあり、付いている機能の数によって「n徳ナイフ(nは整数)」などと呼ばれる。この構造で代表的なものは、歩兵などの携帯装備として基本的な缶切り・ドライバー・栓抜きだけとなるメインブレード以外にツールブレード3枚が付いているアーミーナイフであるが、しばしば一本のブレードが複数機能を持つことから、4?7徳程度の機能を持っている。例えばビクトリノックスの製品では、缶切り・栓抜きブレードとマイナスドライバー大小やワイヤーストリッパーが複合されている。

その他、ペンチやワイヤーカッター等の工具類がついているツールナイフ、コルク抜きや釣り針外し等を持つキャンプやレジャーに便利なキャンピングナイフと、様々な派生種類がある。赤いハンドルのスイスアーミーナイフの通称で有名なビクトリノックス社、ウェンガー社の製品には、30以上にもおよぶ機能を内蔵したものもあり、ドイツ・ゾーリンゲンに本社を置くフリードリヒ・オルバーツ社の「マイスター100」に至っては、ツールブレードを含めたブレードの数が100というものも存在している[7]。

写真はソムリエ(ワイン鑑定士)がワインの開封、抜栓に用いるソムリエナイフないしウエイターズナイフと呼ばれるもので、小ブレード、コルクスクリュー、コルク抜き梃子を持つ3徳ナイフであり、てこという特殊な利用法のために板バネを内蔵しないフリーブレード構造になっている。

シースナイフ [編集]
シースナイフは、折りたたみ機構を持たず、保管時に刃をシース(鞘)に収めて保護する構造のナイフ。鞘をベルト等に取り付けて、そこから取り出して使うことも出来る。堅牢性や刃渡りを必要とする用途に用いられる構造。

鞘を着ける位置によって違う呼び方をする場合があり、例えばブーツに鞘を取り付けて使用するものをブーツナイフと呼ぶが、特殊な装着位置のものは殆どが秘匿を目的とする、後述するファイティングナイフやダガーの類である。
ボウイナイフは1836年のアラモ砦の戦いに守備側で参加したジェームズ・ボウイ大佐が使用したナイフを原型とする、やや大ぶりで片刃のナイフである。武器であると同時に日用品としても利用でき、一般にいうところの登山ナイフやサバイバルナイフの原型となっている。

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2009年03月20日

スマトラの熱帯雨林遺産

スマトラの熱帯雨林遺産(- ねったいうりんいさん)はインドネシア、スマトラ島にある、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された自然地域である。

スマトラの熱帯雨林遺産は東南アジア独特の種や、ここでしか見られない種などを抱える非常に大きな国立公園群である。スマトラ島の生物の進化を伝える跡も残る。


登録基準 [編集]
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。

(7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
(9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
(10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには、科学上、または、保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
フェルト オレキ マッチ キャム プロポ オオセンナ パドルボ ダカー 国道18号線 ストー ヤン サンゴ ウェー ジグラート ないえ ショルダ イチゴ マリネ シュラフ デュポン ジェイペグ 古時計 スペクト ビージ レベル ゲッケイ カーン マエスト ツルウ オギジ レアメ スキーマ ネオジム ラズライ トリトマ ビレイ きあか スフィン レザー ジャムウ ファイ ファクト オキナグ ハイクラ ケフェウ ペクシ スノー チェンジ スケイ ダカール

地域内の自然公園 [編集]
グヌン・ルスル国立公園(Gunung Leuser National Park)
クリンチ・スブラット国立公園(Kerinci Seblat National Park)
ブキット・バリサン・スランタン国立公園(Bukit Barisan Selatan National Park)

2009年03月05日

スキュラ

スキュラ(Scylla、Skylla、ギリシャ語 Σκύλλα)はギリシア神話に登場する怪物。その名は「犬の子」を意味する。『オデュッセイア』等に登場する。奇怪な姿をしているとされ、上半身は美しい女性で、下半身は魚で、腹部からは6つの犬の前半身(または首から上)が生えているという。また、かつては人間であったともされている。

なお、ギリシア神話には、メガラ王ニソスの娘として同名の人物が登場する(怪物の方とは無関係である)。『変身物語』等に描写され、メガラに侵攻してきたクレタ王ミノスに恋するあまり、メガラと父のニソスを裏切ったという。

怪物と化したスキュラ
スキュラはシケリアに暮らす一人の乙女(またはニンフ)であった。とても美しい彼女に対し、大勢の男性が求婚を申し込んでいたが、彼女の方はそのような事に興味が無く、常に拒み続けていた。岸辺や砂浜を散歩したり、人目に付かない場所で水浴したり、海のニンフたちの下を訪ねたりするのが好きで、ニンフたちも彼女の事をとても気に入っていた。その一人、ガラテアとは特に仲がよく、いつもたくさんの人につきまとわれて困っていますと話すスキュラに対してガラテアは、かつて自分に恋したキュクロプス(ポリュフェモス)に、自分の恋人アキスを殺された話を語ったりもした。

そんなある時、スキュラが隠れた場所を見つけて水に浸っていると、そこに海の神の一人グラウコス(Glaucus)が現れた。偶然出会ったスキュラに対して恋心を抱く彼に対し、突然の事にびっくりした彼女は逃げ出し、海に面した岩山の上まで来るとそこからもう一度グラウコスを眺めてみた。しかし、彼のとても長い髪、海の様に真っ青な体の色、脚の代わりに生えている魚の尾等といった人間離れした姿には、やはり驚きを隠せなかった。そんな彼女に対しグラウコスは、自分は海神であり決して怪物では無い事、元々は普通の漁師であったが、とある草を噛んでみたら突然水が恋しくなった事、陸での生活を捨て海に潜った先で、海神たちがオケアノスとテテュスの許しを得て自分を神の仲間へ加えた事、そして今ではプロテウスやトリトン等、他の海神たちにも劣らない存在になった事等、彼女の心をつなぎ止めようと必死に語りかけ、熱烈に求愛した。しかし、他の求婚者と同様、グラウコスもスキュラの心を射止める事は出来なかった。彼がさらに話を続けようしたのも虚しく、彼女は逃げてしまったのである。

グラウコスは落胆はしたものの、それでもスキュラの事を諦めきれず、魔術と薬学に深い知識を持つ魔女キルケの下を訪れ、あなたの呪文や薬草の力を使って、どうかスキュラとの恋を成就させて欲しいのですと頼んだ。ところが、相談を受けたキルケ自身がグラウコスを気に入ってしまった。彼女は、あなたに何の興味も持たない相手を求めようなどとせず、あなたに対して恋している相手をこそ求めるべきですと言い、スキュラよりも自分を選ぶように勧めたが、グラウコスは頑として聞き入れようとはしなかった。この事にキルケは激昂したが、グラウコスへの恋心は変わらなかった故、彼に対して危害を加えるような考えは毛頭起こらなかった。その代わり、彼女は恋敵であるスキュラに対して怒りをぶつけ、彼女に呪いをかけることにした。

そのスキュラが特に気に入っていた場所の一つに、とある小さな入江があった。人目に付かず、海からの波を防げる場所なので、波が高い日や日差しが特に強い時には、この場所を訪れては水浴びをして楽しむのであった。そこで、キルケは得意の魔術と薬学の知識で毒薬を作り、これをその入江の水に流してから呪文を唱えておいた。罠を用いる形で、スキュラという恋の仇(彼女にその様な意識は全く無いが)に対し、キルケは『復讐』をするのである。

そして、何も知らないスキュラが入江にやってきて、いつもの様に水に入った。そして、腰まで水に浸かった時、突然彼女の腹部を凶暴な犬の群れが取り巻いた。その恐怖に彼女は怯え、その場から逃げ出そうとするが、犬たちは全く離れようとしない。そして彼女が自分の脚に触れようとしても肝心の脚は無く、ただ暴れる犬たちの顔があるのみであった。スキュラを取り巻いていると見えた犬の姿は、実は彼女自身の身体の一部だったのである。こうしてスキュラは、キルケの毒薬により、上半身は美しい姿のまま、魚の尾の下半身、6つの犬の頭と12本の犬の足を持つ姿へと変わってしまった。スキュラは自分の変わり果てた姿に嘆き悲しみ、凶暴な性格へと変貌してしまった(毒薬の影響だとも、一方的な仕打ちを加えたキルケへの復讐心からだとも言われる)。グラウコスはそんな彼女を見て涙を流し、彼女にそのような仕打ちをしたキルケと、以後の関係を絶ったという。

後にトロイア戦争がギリシアの勝利を以て終戦を迎えると、ギリシア方の英雄オデュッセウスと彼の率いる仲間たちを乗せた船はトロイアから帰るべく航海をしたが、その最中にシケリアの近くを通りかかった。一行はあらかじめ、この場所を通る際には、カリュブディス、そしてスキュラ、ふたつの怪物に注意するようにと言われていた。カリュブディスは巨大な渦で一日に三度、、船を含めたあらゆるものを呑みこみ、三度吐き出すという怪物であった。その音は遠くからでも聞こえるので、一行は問題なく注意を払う事が出来た。しかし、スキュラに対しては、姿が見当たらない上にカリュブディスに気を取られていた事もあり、警戒を怠ってしまう。そして運悪くスキュラに接近してしまった。その一行に対しスキュラは、6本のとても長い首を伸ばすと、それで6人の船員を襲い、そのまま連れ去ってしまった。それでも船は何とかその場を切り抜ける事が出来たが、かのオデュッセウスもスキュラに対しては為す術を持たず、襲われた船員の悲鳴を、ただ聞いている事だけしか出来なかった。このように、彼女は近くを通りかかる船に襲い掛かり、乗組員を6人ずつ食い殺す怪物となってしまったのである。オデュッセウス一行の後には、トロイア方の英雄アエネアスと、彼率いるトロイア人の生き残り一行がシケリア付近を通ったが、彼らは怪物たちを避ける為、航路を迂回しなければならなかった。

しかし、その様に恐れられたスキュラも最後には結局、岩と化してしまう。それでも、怪物だった頃の形を残しており、付近を通る船の船員からは相変わらず恐れ続けられているという。

なお、このスキュラに関する物話には諸説ある。例えば、その中の一つでは、キルケはスキュラを怪物にするのではなく、彼女を溺れさせて殺してしまう。また、その事を知らないグラウコスは、一度はキルケの愛に応える。しかし、グラウコスはキルケが自分の飼っている獣たち(元々は人間が彼女によって姿を変えられたものとも言われる)に非道な仕打ちをしているのを目撃し、嫌悪して彼女から逃げようとするが、結局捕らえられてしまう。彼に対しキルケは、老いた姿で生き続けるようにと彼を呪い、そして追い出す。こうして老衰した彼が海に戻ると、そこでスキュラの遺体を見つける事となる。その時グラウコスは、同じように溺死したかつての恋人たちの遺体を集めて千年を過ごしていれば、誰かが自分を救ってくれるかも知れないと考えた。そして千年後、アルテミス(もしくはセレネ)の加護を受けた眠れる若者、エンデュミオンがグラウコスに若き姿に再び与え、スキュラたち、溺死した人々を生き返らせてくれるのだという。

メガラ王女のスキュラ
クレタ王ミノスはある時、アテナイ及びメガラへ戦争を仕掛けた。ミノスの子アンドロゲオスはアテナイにて開かれたパンアテナイ祭にて優勝したのだが、その時のアテナイ人の競技相手がアンドロゲオスに嫉妬し、彼を殺したのである(優勝した彼をアテナイ王アイゲウスが牡牛退治に向かわせた結果、死なせてしまったという話も存在する)。そしてこの事がミノスの逆鱗に触れた。ミノスは武力を行使してアテナイを攻めるのだが、彼はまた、アイゲウスの兄弟ニソスが統治していたメガラに対する侵攻も行った。

そのメガラの王ニソスの髪の中には緋色の毛が一本混じっていた。信託により、この毛が生えている間は、メガラの安全は保障されていた。事実、戦力的に優位なクレタの侵攻が開始されてから半年が経過しているにも関わらず、メガラの町はいまだ健在であった。

そんな中、メガラの王女であるスキュラは、毎日城の塔の上から戦闘の行方を眺めていた。戦争が始まって半年もその様な事を続けていた彼女は、今では町を包囲している敵将兵たち、ひとりひとりの顔はもちろんの事、その名前さえも覚えた。そんな彼女が特に興味を示したのが、クレタの王かつ軍勢の総大将のミノスだった。彼の圧倒的な戦いぶりを何度も見ているうちに、スキュラは彼に恋心を抱くようにさえなった。更には、ミノスのために何か自分に出来る事はないか、と考えるまでに至った。勿論、自分の国と父に対する罪悪感も強いのだが、結局はミノスへの愛の方が勝った。彼女は色々考えた末、ニソスの緋色の髪の毛をミノスに渡して彼に取り入る事に決めた。

そして彼が眠っている隙に忍び寄り、その髪の毛を切り取る事に成功した。これにより、メガラの運命は決まった。そしてスキュラは自力でミノスの下まで行き、彼に例の髪の毛を差し出した。そして、驚く彼に対して、自分がメガラの王女である事を告げ、私は父の国と家とをあなたにお渡しします、私は愛するあなた自身以外のどんな報酬も一切求めません、と言った。しかしミノスの方は、狂気とも言える彼女の行動に戦慄を覚え、激しく嫌悪した。そして彼女を、お前などは神々によって滅ぼされてしまえ、クレテの地をお前に汚させる訳には絶対にいかぬ、等と罵った。クレタがメガラを攻め落とすと、ミノスはメガラに対し、公正な条件で協定を結ぶと誓い、早々に軍勢を引き上げる事にした。クレテの艦隊が撤収していくのを見てスキュラは怒り狂い、海に潜り込むと猛烈な勢いで艦隊に追いつき、ミノスの乗る船の船尾にしがみついた。しかし、そこに一匹の尾白鷲が飛んできて、彼女を襲った。それはニソスが憎き娘に復讐しようとその姿を変えたものであった。鷲にしつこく襲われたスキュラは、ついに船尾から手を離してしまった。しかし、彼女は一羽の鳥(白鷺と語られる事もある)へと姿が変わった為、溺死を免れた。ただし、その後はずっと例の鷲に襲われ続ける事となってしまい、それが現代にまで至っているのだと言われている。

なお、こちらの物話に関しても諸説ある。その一つにおいては、ニソスの緋色の髪の毛が抜かれると、彼は死ぬだろうとの信託がされていた。スキュラはこの髪の毛を切り、彼を殺した。そしてスキュラに求愛されたミノスは恐怖に襲われ、彼女を船尾に縛り付けて溺死させたという。

フィクションのスキュラ
作品によっては描かれ方が異なる事もあり、例えば犬の集まりが下半身でその背中の上に女性の上半身が付いていたり、犬では無く蛇の群れである、等の場合がある。
しょうや ムンバ イルラ 永遠の約束 ブースター サルフ 享禄 きんちゃく パンダル マネタリ アップ アート フラゲ ニュース 星かげ 月の宮 スタジ 野の花 リミット トラック 日本海 ケーソ ブラワサ じょうるり レビュー 未来世紀 ビッドレ オーバ ストーンカメ 女峰 ブッファ シャリン セイシェル ファイ シング スチーム ティグ バトル ストップ レーダー オーパーツ ブイエ デデリ ギブアップ ピラー 時計台 タネソウ サーチカヤ タイミ レジュ

『聖闘士星矢』では、スキュラの下半身は鷲、狼、蜂、蛇、蝙蝠、熊の6匹からなるとされている。
バンダイ発売の携帯液晶ゲーム「ヨーカイザー(世界編)」には、スキュラがモデルのモンスター「キュラッキュ」が登場する。「美女の腹部にたくさんの子犬が付いている」といった元ネタを踏まえたデザインとなっている。
テーブルトークRPG『ソード・ワールドRPG』のモンスターとして登場するスキュラは、下半身が6つの蛇の頭と12本の蛸の足になっている。
『機動戦士ガンダムSEED』では「580mm複列位相エネルギー砲 スキュラ」が、。続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では「1580mm複列位相エネルギー砲 スーパースキュラ」を装備している。
『魔導物語』・『ぷよぷよ』シリーズでは、単に下半身が犬という単純なデザインになっている。
アルファシステム発売のPSゲーム高機動幻想ガンパレード・マーチに、同名の幻獣が登場する。多数の目を持つ飛行船のようなフォルムとなっている。
アトラス発売のDSゲーム世界樹の迷宮IIに、「スキュレー」の名で登場する。
  女の下半身に化け物がついている姿で描かれている。

2009年02月13日

真・恋姫†無双 〜乙女繚乱☆三国志演義〜

通常パートと戦闘パート、そして女性キャラと親交を深めるイベントパートに分かれている。
秋日和 プレス タンポポ ダブル マイケル ビーカー ナリラ フェア ストリ テロメ シャープ オール シャッポ ゆりはま ユーアー フレア トルク リリシ マルチ ソファ ウテルス みこも コデマリ ノータッチ ヘルパー ミョウガ シビア ゼッケン プラー フィンランド 仙人掌 ゲル対策 美の気配 スタッカー ヌートリア パンサー グロビン かいづか プロポョン スイング オステ ノール おのいし お座敷 パラッツ ゆとう シナモン フットケア サポーター バスターズ

前作と大きく違う点は、前作では主人公は強制的に蜀(に相当する勢力)に所属となったが、今作では当初から、魏、呉、蜀のいずれかの勢力に所属するかを選択できる。また、前作同様に蜀に所属するとしても、前作では登場しなかった蜀の君主である劉備が登場するなど、前作とシナリオは大幅に異なっている。

戦闘パートは前作とほぼ同様だが、異なる点として以下が挙げられる。

その戦闘で誰が参加可能かはシナリオで決まっている。
仲間になっているキャラのほとんどが戦闘に参加できる(例:蜀のストーリーの場合、前作では使えなかった呂布や董卓といったキャラも戦闘でも使える)。
兵数の振り分けは無くなった(将軍が騎兵・槍兵・弓兵の基本振り分け値を持っており、さらに戦闘中には軍師の使う陣形の変更でその振り分けを変更することが出来る)。
戦闘パートで敗北すると、問答無用にゲームオーバーとなる点、一度エンディングを迎えれば、二度目からは戦闘パートをスキップさせられる点はそのまま。なお、一部の戦闘では例外的に敗北しても話が進む。

イベントパートは一緒に過ごすヒロインを選択するが、選べる回数が限られている。全てのイベントを見終わったヒロインには「完」という文字が付き、共に過ごすことはできなくなる。

本作では武将の個別エンディングはなく、所属する国別のエンディングとなるが、三国のエンディングを見終わった後に、新たな所属が選択可能となる。
北郷一刀(ほんごう かずと)
主人公。占い師・管輅(かんろ)による救世主の予言の噂が広まっていた頃、英傑たちの前に現れた青年。聖フランチェスカ学園に通う高校生だったが、突然「武将がすべて女の子の三国志の世界」にやって来てしまう。
学生服姿や言葉使いの違いから「天の御遣い(てんのみつかい)」と誤解され「魏」「呉」「蜀」の何れの物語でも特殊な状況に置かれてしまうことになる。また「自分の居た世界での三国時代の歴史」を知っていることが、各国の武将たちの運命に少なからず影響を与えていくことになった。特に「魏」ルートでは、許子将から「大局の示すまま、流れに従い、逆らわぬべし。さもなくば、待ち受けるは身の破滅」と忠告される。この言葉が主人公の運命を大きく左右する。ちなみに前作同様、北郷軍の旗印は史実の北郷氏(島津氏の分家)の家紋から取った「十文字」になっている。
各勢力での主人公の立場は以下のとおりである。
「魏」ルート…警備部隊責任者→予言者(物語中盤以降)
「呉」ルート…軍師見習い→副軍師
「蜀」ルート…指導者。

蜀軍
劉備 / 桃香(とうか)
声:安玖深音
義姉妹の契りを交わした愛紗、鈴々と共に世を救うために立ち上がった蜀の王。長姉の筈だがそう思わせないドジっぷりから、国の内外を問わず「天然」と評されている。お人よしで情に脆く、王の資質を疑われることもあるが、武と勇に長けた曹魏や血と誇りの孫呉に対し、義と情を持って諸国の武将や軍師を取り込むカリスマ性は他国と鼎立を生む国を興すほどである。自身よりも家臣に気を配る気質が蜀の結束力を生み出す原動力となっている。
関羽 / 愛紗(あいしゃ)
声:本山美奈
蜀の英傑として三国にその名を轟かせる青龍偃月刀の使い手。義姉妹の契りを交わした桃香を守るべく行動を共にすることが多く、規律や規範に厳格で堅物な性格に見られ勝ち。異性や恋愛ごとには疎く、からかわれると赤面して狼狽することも少なくない。武人として誉れ高く戦に臨むが、朱里らの献策もよく解し、仲間を指揮する能力に長けた武将。ただし義理の妹である鈴々に対しては感情的になることもある。
張飛 / 鈴々(りんりん)
声:芹園みや
愛紗と並び賞されるほどの蜀の豪傑。武器は蛇矛。並みの武将相手なら数人を相手取るほどの豪腕だが根はまだ幼い。素朴で屈託の無い性格だが、武人としての振る舞いに欠ける言動は愛紗にしばしば窘められている。翠とは馬が合うらしく、武術の鍛錬などで行動を共にすることが多い。子ども扱いされることを嫌うが、普段の行動には幼さが目立つため紫苑らに可愛がられる存在でもある。
諸葛亮 / 朱里(しゅり)
声:楠鈴音
他国からも一目置かれる蜀の天才軍師。水鏡先生の私塾(水鏡女学院)で兵法、経済、算術、地理、農政等を学んでいたが、劉備の考えに共感し親友である雛里と共に蜀の旗下に加わる。多くの戦を経験し「伏竜」と称されるまでの大軍師に成長するが、焦ったり困ったりするとカミカミ口調になってしまう。その口癖と容姿から多くの者から「はわわ軍師」「ちびっこ軍師」と呼ばれ、本人は気にしている。基本的には主人公を敬愛しているが、からかわれると拗ねてしまう性分。
卑弥呼から策士孔明と呼ばれたこともある。
趙雲 / 星(せい)
声:野神奈々
文武両道に長けた蜀の武将。客将として公孫賛の下で身を寄せていたが、桃香たちを見込んで蜀軍に参加。戦場では勇壮に戦うも普段は穏やかに独りで時間を過ごすことが多い。冷静沈着な性格でやや斜に構えた言動も多いが、蝶を模した仮面を付け「華蝶仮面」を名乗って街の治安維持に力添えする奇矯な面がある。無類のメンマ好きで、遠くから取り寄せたメンマの壷を城の食糧庫に所蔵している。
馬超 / 翠(すい)
声:桜川未央
従妹の蒲公英と共に蜀につく。前作とは違い、魏に攻められ、行く宛てがない状態で桃香達に出会う形で登場。本作では妹分の蒲公英の世話を焼く良き姉としての面も見せている。なお、親にあたる馬騰は、翠自身が「母様」、蒲公英が「おば様」と言っている事から、本作では女性の可能性がある[1]。余談だが、前作に登場した、彼女の愛馬(黄鵬、紫燕、麒麟)が本作でも少しだけ登場している。
黄忠 / 紫苑(しおん)
声:飯田空
璃々を人質に取られて戦わされていた前作と異なり、今作では、あくまで自分の意志で桃香達と戦いを挑み、その後自らの治めていた町の住人が桃香を支持しているのを確認して蜀に下った。本作から登場した桔梗とは古い知り合いであり、一緒にいることが多い。
璃々(りり)
声:倉田まりや
紫苑の娘、後の黄叙となる。
厳顔 / 桔梗(ききょう)
声:白井綾乃
焔耶と共に蜀についた武将で、無類の酒や喧嘩好きという女傑。紫苑とは古い知り合い。主人公のことを「お館様」と独特の呼び方をする。史実では弓の名手とされているが[2]、本作における彼女の武器「豪天砲」はパイルバンカーである。
魏延 / 焔耶(えんや)
声:加賀ヒカル
桔梗と共に当初は蜀軍に対していたが、敗北して捕らえられる。その際、初めて桃香に出会って一目惚れし、その幕下に加わることになる。桃香にラブラブなのは周囲からは最初からバレバレだが、本人は否定し、桃香自身は天然なので気付いていない。蒲公英とは出会いからおちょくられたあげくに罠にかけられて捕らえられたこともあって、犬猿の仲。
鳳統 / 雛里(ひなり)
声:九条信乃
諸葛亮と並び「凰雛」と称せられる名軍師。諸葛亮とは親友同士で共に水鏡先生の塾で学び、そして共に蜀に身を投じる。かなり内気でおどおどしており、慌てると「あわわ」と口走るところから「あわわ軍師」と呼ばれている。軍師としての腕は諸葛亮に勝るとも劣らないが、内気な性格からあまり前に出ようとしないため、他国には諸葛亮ほどには知られていない。
馬岱 / 蒲公英(たんぽぽ)
声:青葉りんご
馬超の従妹で、馬超を「お姉さま」と呼び慕う。馬超と異なり、サイドポニー気味に髪をまとめている。初心な馬超に対してませた性格をしており、水浴びをしていて全裸だった一刀を見ても動じず、逆にまじまじと観察していた。いたずらっこでよく罠を仕掛け、それによって魏延や孟獲を捕らえている。張飛同様に一人称は真名(平仮名で『たんぽぽ』)。何かというと「ここにいるぞ!」と声を上げ[3]、また他の者がこのセリフを言うと、それは私のセリフなのにと言って拗ねる。

[編集] 魏軍
曹操 / 華琳(かりん)
声:乃嶋架菜
天下統一に向けて天命を見出し覇道を進む魏の王。武芸に長け政にも秀でた文武両道の少女。それ以外にも文化・芸術など、あらゆることにおいて類稀なる才能を持っている完璧超人。誇り高く他人の妬みなどに動じることは無いが、美しい者には目が無い。気位が高そうに見えて、実は家臣達には情け深い。だが、基本的に自分にも他人にも厳しい性格のため、失敗した場合には家臣といえども容赦ない罰を下すこともある。頭痛に悩んでおり、華佗に治療を依頼したことがある。ちなみに、前作からは服のデザインが変更されている。
夏候惇 / 春蘭(しゅんらん)
声:深井晴花
華琳を敬愛しすべてを捧げている魏の武将。「猪武者」[4]と揶揄されるほど粗忽で短絡的だが、武芸の腕は曹魏一の豪傑。霞との一騎打ちの際に矢を受けて片眼を失も、その眼球を喰らい霞を下す。性格はいたって優しく部下の面倒見もよい。苦手とする頭脳労働は双子の妹である秋蘭に依存しているが、純真で明るい人柄のため妹にも慕われている。
夏侯淵 / 秋蘭(しゅうらん)
声:如月葵
魏の武将で弓の名手、姉の春蘭同様に華琳から格別の寵愛を受けている。冷静沈着で物分りがよく[5]誰からも信頼される魏の名将。とかく姉の補佐として日陰の存在になりがちだが、天真爛漫な姉を心から敬愛している。
荀彧 / 桂花(けいふぁ)
声:みる
華琳に絶対の忠誠を誓い身も心も華琳に捧げた曹魏の名軍師。華琳を敬愛するあまり、罵られても快感を覚えるほどの異常な心酔ぶりである。教養の無い者は「華琳様に御仕えするに相応しくない」として見下す傾向があり、特に春蘭のような者は目の仇にすることもある。
許緒 / 季衣(きい)
声:倉田まりや
小柄な体格から想像できない豪腕と食欲の持ち主。一人称はボク。自分の村を守る為野盗と闘っていた際に、華琳と出会い彼女の親衛隊隊長となる。忠犬のように春蘭に仕えており、春蘭も可愛がっている。かなりの食通で、街の飲食店の品揃えや食材の搬入時刻などにも精通するほど。蜀の鈴々とは犬猿の仲である。
典韋 / 流琉(るる)
声:てんかわののみ
同郷の季衣とは親友で、同じく豪腕の持ち主である魏王の親衛隊隊長。美食家で料理を試食・批評を任されるほど華琳から信頼されている。季衣の衝動的な行動に振り回されやすいせいか、春蘭を巧みに補佐する秋蘭を尊敬しており憧れている。
郭嘉 / 稟(りん)
声:山崎波子
戦略よりも戦術を得意とする魏の軍師。常に冷静沈着で、歯に衣着せぬ物言いは華琳が相手であっても変わらない。ただ華琳への敬愛ぶりは尋常ではなく、華琳から受ける辱めを妄想しては独りで鼻血を吹くという厄介な癖[6]がある。魏シナリオ冒頭は星と風の三人で見聞を広める旅を行っていた。その際は戯志才を名乗っていた。
程昱 / 風(ふう)
声:海原エレナ
緩慢な性格で感情の起伏が少ない魏の軍師。軍師としては計算高く、見た目や言動からは想像出来ない冷徹な献策をすることもある。普段は居眠りをしていることが多く日向ぼっこを好む。稟とはよく行動を共にし、稟が鼻血を噴く度に介抱している。魏に仕官する前は史実の本人と同じく程立を名乗っていた。なお、頭に乗っている彫像の様なものには、宝ケイ(言に慧)という名前がある。
楽進 / 凪(なぎ)
声:五行なずな
黄巾党討伐に加勢した功績を認められ、季衣の計らいで華琳に使えることになった元義勇軍の将。体術と気を弾の様にして放つ気弾を得意としている。真桜や沙和と行動を共にすることが多く二人に振り回されることもある。職務に忠実、真面目で堅物な性格だが料理や裁縫といった女の子らしい趣味に憧れている。
李典 / 真桜(まおう)
声:水鏡 (声優)
凪や沙和と同じく元義勇軍の一人。魏のために最新鋭の兵器開発をもこなす兵器調達官。発明が大好きで春蘭らの武器を改良したりもする。そのため、戦闘では工兵隊を率いることもある。関西訛りで饒舌だが、性格は朗らかで悪意が無い。凪や沙和と行動を共にすることが多い。なお関西弁繋がりか、霞を「姐さん」と呼ぶ。
于禁 / 沙和(さわ)
声:春日アン
凪や真桜と同じく元義勇軍の一人。語尾に「?の」を付ける。三人と共に前線指揮官を務め、新兵の訓練教官も任されている。服や小物を愛好し、愛らしい声と口調が魅力的である。しかし新兵の訓練では罵詈雑言を吐き散らす手法を取るという奇癖がある[7]。

呉軍
孫策 / 雪蓮(しぇれん)
声:サトウユキ
母親(孫堅)の遺志を継いで覇道を進む孫呉の王。武芸もさることながら驚異の的中率を誇る「勘」の持ち主でもある。奔放な性格だが家臣への面倒見がよく義にも厚い。一方で、敵に対しては笑顔で首を刎ねるほどの冷酷な一面も持つ。軍師である冥琳とは強い絆で結ばれており、二人で天下統一を目指している。小さい頃から戦場に連れ出されていた影響か、長時間戦闘し、相手の返り血等を見続けていると、暫くの間は興奮が収まらないという困った癖をもっている。呉ルートでは、中盤で曹操の部下が勝手に放った毒に倒れるが、他のルートでは死ぬことなく闘い抜く。
孫権 / 蓮華(れんふぁ)
声:風音
雪蓮の妹(孫堅の次女)で姉に次いで孫呉の王位継承者。奔放な姉の雪蓮とは対照的な性格で、真面目で気難しいところがあるが内面はとても穏やかな気性であり、心を許した相手には甘えることもある。打算的に一刀を取り立てた雪蓮とは違い、人となりで一刀に信頼を寄せている。呉シナリオ前半及び他勢力シナリオではロングヘアーであるが、後半は前作同様のショートヘアーへと変化する。
孫尚香 / 小蓮(しゃおれん)
声:北都南
孫堅の末娘でニックネームは「シャオ」(自身の呼称でもある)、二人の姉に愛されている孫家の姫君。雪蓮に似て天真爛漫でお転婆だが、孫呉再興のために軍を率いることもある。人懐っこく好奇心が強い行動派であり子供扱いされることを嫌っているが、稚拙な言動を見せることもある。なお、お供(?)のホワイトタイガーとパンダが本作では登場する。
黄蓋 / 祭(さい)
声:紫苑みやび
弓の使い手であり、孫堅の代から孫家に仕える宿将。一人称は儂。酒好きで天真爛漫な性格のため、規律に煩い冥琳を苦手としており、度々窘められることもある。豪毅な気性ではあるが繊細な面も持ち、若い武将らの母親的存在ともなっている。余談ながら、彼女のLV2奥義の掛け声は某赤い彗星がグリプス戦役での苦戦の末に漏らした名台詞と同じである。
周瑜 / 冥琳(めいりん)
声:かわしまりの
呉国一の名軍師で実利を優先する現実派だが、諧謔を解しユーモアのセンスもある。とかく猛進しがちな雪蓮を冷静に補佐し精神的にも支えている「女房役」でもある。亞莎と一刀の本質を早くから見抜き穏と共に二人を助け、名将へと育てることになる。今作では雪蓮が存命であったり、蓮華自身が雪蓮の方針を引き継ぐ設定に変更された等で前作で描かれていた蓮華との対立は無くなっている。
陸遜 / 穏(のん)
声:まきいづみ
冥琳の愛弟子で副軍師。のんびりとした穏やかな性格のため冷酷な軍略には積極的ではないが、軍師としては切れ者である。読書家で、古から伝わる優れた書物に異常な興奮を覚えるという奇癖も持ち合わせている。智謀の将ではあるが、いざとなれば九節棍を武器に戦うことが祭の発言で明らかになる。しかし、胸が邪魔で上手く扱えない模様。
甘寧 / 思春(ししゅん)
声:一色ヒカル
蓮華の右腕で義の忠臣、元は錦帆族(きんほぞく)と呼ばれた江賊の頭領だったが、雪蓮に見出され蓮華の警護として側近に就いた。普段は寡黙で感情を表に出さないが、蓮華のためならば命も厭わない英傑である。
呂蒙 / 亞莎(あーしぇ)
声:犬山遊々
蓮華に見出され、袁術軍との戦いで頭角を現した元下級仕官。呉の軍師である冥琳と穏に見込まれ軍師として期待される。人と上手くコミュニケーションを取る事が苦手で臆病になりがち。鋭い眼光[8]とは裏腹に穏やかな性格の持ち主。なお、彼女も武器を所持しているが、その詳細は作中では見られない(設定では暗器の使い手であり、袖に隠しているらしい)。
周泰 / 明命(みんめい)
声:桃井いちご
庶人の出だが運動能力に優れ、俊足で細身の剣を操る呉の武将。知に長けた所もあり工作部隊を率いた戦術は孫呉一である。空腹を忘れて職務に励むほど生真面目な性格だが根は朗らかで心優しい。大の猫好きで「お猫様」と敬愛するほどである。巨乳に対するコンプレックスとみられる描写が多数描かれている。
実は甘寧と同じく褌を着用している。

董卓軍
董卓/ 月(ゆえ)
声:木村あやか
前作では白装束の一団の傀儡としてだったが、今作では権力争いに巻き込まれた結果暴君呼ばわりされてしまう。蜀ルートでは前作同様一刀のメイドとなる。魏ルートでも蜀に保護される(董卓とは知られていない)が、呉ルートでは登場しない。
賈駆 / 詠(えい)
声:青山ゆかり
前作とは違って、彼女の不幸っぷりは垣間みられない。今作ではメイド以外に軍師としても活動する。
呂布 / 恋(れん)
声:井村屋ほのか
前作では仲間になってからは戦場には出なかったが、今作では蜀の将として戦場に立つこともある。史実と異なり、最後まで蜀軍と行動を共にする。普段はボケーっとしていて何を考えているか分からないが、自分が空腹であるにもかかわらず部下達にご飯を譲る等の思いやりのある行動や、華蝶仮面になった星の正体を見抜くといった状況を理解する行動を見せる。また、飲み込みが早いのか、やり方を見ただけで軍人将棋で詠を負かしてしまっている。前作同様、愛犬のセキトは健在。
陳宮 / 音々音(ねねね)
声:椿丸子々々
愛称(および一人称)は「ねね」。恋を敬愛しており、一緒に行動する軍師。そのため恋が蜀に降った際も一緒に投降し、以後は蜀の軍師の一人として活動する。軍師としてはそれなりに優秀だが、軍人将棋では詠には負け越している。また、恋を敬愛するあまり、彼女に近づく人間(主に一刀)には「ちんきゅーきっく」をお見舞いする。
張遼 / 霞(しあ)
声:AYA
本作では前作ほど関羽に執心しておらず、董卓軍壊滅後は最後まで魏に籍を置くこととなる。史実の張遼からの影響か、魏仕官後は特に凪と仲が良い[9]。
華雄
声:芹園みや
本作ではあっさりと戦死した前作とは違い、選択した勢力によっては生き延びて後々まで登場することもあるが、やはり扱いは薄く、公孫賛と違い本作でも真名は設定されなかった。

袁紹軍
袁紹 / 麗羽(れいは)
声:このかなみ
文醜 / 猪々子(いいしぇ)
声:紫華すみれ
顔良 / 斗詩(とし)
声:青井美海

袁術軍
袁術 / 美羽(みう)
声:巻田彩乃
袁一族の一人で荊州の太守。麗羽とは従姉妹同士だが彼女を妾の娘だと言って嫌っている。麗羽をそのまま小さくしたような高飛車なお嬢様だが思考力がまだ未熟で、皮肉と褒め言葉の区別がつかないほどである。好物はハチミツ水。当初は孫呉を属領とし客将の雪蓮を利用していたが、董卓軍との戦い後、孫家の謀反に遭いすべての領地を失う。
張勲 / 七乃(ななの)
声:七野社
袁術の側近(大将軍)兼御守。主の美羽をこよなく愛し支離滅裂な下知にも献策をおこなう。大将軍としての文武の才はお粗末だが衝車を用いた攻城戦を得意としており、美羽ほど戦況の判断を見失う様な事はない。

黄巾党
選択勢力によっては登場しない。

張角 / 天和(てんほう)
声:遠野そよぎ
黄巾党首謀者の一人と目されたアイドルユニット『数え役萬☆姉妹』(かぞえやくまん・しすたぁず)の長女。ロングヘアで巨乳の天然癒し系だが割と我が儘。「みんな大好きーー!」の掛け声に、ファンたちは「てんほーちゃーーーーん!」と合いの手を入れる。
張宝 / 地和(ちーほう)
声:御苑生メイ
黄巾党首謀者の一人と目されたアイドルユニット『数え役萬☆姉妹』の次女。ポニーテイルで生意気な小悪魔系で、姉に対抗心を燃やすこともしばしば。「みんなの妹」の掛け声に、ファンたちは「ちーほーちゃーーーーん!」と合いの手を入れる。余談ながら次女であるにも関わらず、妹・人和より胸が小さい。
張梁 / 人和(れんほう)
声:桜野マヤ
黄巾党首謀者の一人と目されたアイドルユニット『数え役萬☆姉妹』の末妹。ショートカットでクールな眼鏡っ子。「とっても可愛い」の掛け声に、ファンたちは「れんほーちゃーーーん!」と合いの手を入れる。なおユニットのマネージャーも兼任しており、姉妹の財布の紐は彼女が握っている。

南蛮軍
選択勢力によっては登場しない。

孟獲 / 美以(みい)
声:金松由花
領土が増えれば美味しいものが沢山食べられ大勢の人に平伏されるから、という理由で蜀に攻め込んできた南蛮の王。蒲公英の仕掛けた単純な罠に7回も引っかかり、あえなく降伏した。舌足らずなため「さ」行が上手く発音できず「しゃ」行になるほか、語尾に「?にゃ」を付けるのが特徴。
トラ
声:有栖川みや美
孟獲配下の南蛮兵。
ミケ
声:西野ミク
孟獲配下の南蛮兵。
シャム
声:金田まひる
孟獲配下の南蛮兵。
トラ・ミケ・シャムは通常一人ずつ三人しかいないが、兵というだけあって南蛮平定時の戦闘では同じ顔のキャラが大量に出現した。星曰く「さすが、量産型」とのこと。

その他
公孫賛 / 白蓮(ぱいれん)
声:柚木かなめ
真名は前作では設定されておらず、本作で新たに設定された。武器も設定されたがその名は「普通の剣」。前作では袁紹にあっさり滅ぼされて戦死してしまったが、本作では袁紹に自国を滅ぼされた後は蜀に逃げ込み、その食客扱いとなる形で生き延びる。が、今度はその袁紹が魏に滅ぼされて蜀に転がり込んで来ると、その面倒見をする羽目となるなど、前作にもまして貧乏くじを引かされる羽目になった。
貂蝉
声:夕凪咲巳
天から降ってきたマッチョなオカマ。漢女道亜細亜方面継承者。前作の貂蝉とは同一人物。ご主人様(一刀のこと)を探し、華佗や卑弥呼と共に大陸中を旅する。
華佗
声:ほうでん亭ノドガシラ
大陸一の医師で、大陸中を周りながら医療を行っている。五斗米道(ゴットヴェイドウ)[10]の継承者にして医者王。鍼を使って病魔と闘い、必殺技のような治療を行う。しかし病魔は本人にしか見えない為、他人から誤解を受けることがある。ひょんなことで出会った貂蝉らとの旅の途中、稟、華琳、明命、美以、蓮華、祭、愛紗の治療を行う。
卑弥呼
声:巌蝉秋
漢女道亜細亜方面前継承者。海の向こうの国からやってきた、謎の巫女を自称するマッチョなオカマ。赤壁の戦いでの火計を見た際、「赤壁は赤く燃えている」と叫ぶのを我慢出来なかった。戦闘能力は高く、素手で猛獣を仕留めることができる。

2009年01月27日

1.44 (航空機)

1.44は、ロシア空軍向けにミコヤンが開発した、第5世代にあたる戦闘機。MiG-39やMiG-MFI(MiGのMFIという意味合い)などの名称もあり、正式名称が未だ曖昧であるが、NATOではフラットパック (Flatpack)のコードネームをつけている。2000年に初飛行をしているが、ロシアの財政難により計画は進展していない。

この「絶対可憐チルドレン」は、まだ完結していない作品や終了していない番組に関する項目です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。
絶対可憐チルドレン
ジャンル SF・コメディ・アクション
漫画
作者 椎名高志
出版社 小学館
掲載誌 週刊少年サンデー
レーベル 少年サンデーコミックス
発表期間 2005年33号 - 連載中
巻数 15巻(2008年12月時点)
小説: 絶対可憐チルドレン・THE NOVELS?B.A.B.E.L.崩壊?
著者 三雲岳斗、椎名高志(原作)
イラスト 椎名高志
出版社 小学館
レーベル ガガガ文庫
発売日 2008年5月21日
巻数 全1巻
テレビアニメ
原作 椎名高志
監督 川口敬一郎
企画 津田寛人、沢辺伸政
中沢利洋
シリーズ構成 西園悟、猪爪慎一
キャラクターデザイン 加々美高浩、西尾公伯
メカニックデザイン 松本秀幸
音楽 中川幸太郎
アニメーション制作 SynergySP
製作 超能力支援研究局
テレビ東京
小学館集英社プロダクション
放送局 放送局参照
放送期間 2008年4月6日 - 放送中
コピーライト表記 ©椎名高志、超能力支援研究局、
テレビ東京、小学館集英社プロダクション
ゲーム: 絶対可憐チルドレンDS 第4のチルドレン
ゲームジャンル 育成シミュレーション・RPG
対応機種 ニンテンドーDS
開発元 コナミデジタルエンタテインメント
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
ノーメーク ジェルカン かじぼう スリナ ひこぼ ビオトープ マイクナキ フルーツ カラー ロッキー スイン ナナカマ けいは でんと ノクラス あみだ ジャン ストーン いかりがせ ハーモニー オーリ シングル キッザニ ガポド キック ヤード ダン アップテロ トリガー タフタ ムチン キューテ タイゲーム ハーフアド ききょう リズム でんでん イーグル ディルド オーラオン スケート ラッシ フルート 時の舟 セラック キープ モノクロ デリック フリーラ ブラック

メディア DSカード
プレイ人数 1人
発売日 2008年9月4日
販売価格 5,250円(税込)
レイティング CERO:B(12才以上対象)
キャラクターボイス ボイス有
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漫画雑誌(草案)
『絶対可憐チルドレン』(ぜったいかれんチルドレン)は、椎名高志による日本の漫画作品、及びそれを原作とするテレビ東京系列にて放送されている日本のテレビアニメ作品。

初出は小学館『少年サンデー超増刊』2003年7月増刊号の読切で、一部設定を変え『週刊少年サンデー』2004年第39 - 42号に短期集中連載として掲載された後、同誌2005年第33号から連載されている。話数カウントは「○th sense.」。略称は「絶チル」。

世界でトップクラスの超能力を持つ3人の少女と、彼女らに翻弄される上司兼教育係で非エスパーの天才科学者である青年が、様々な事件を解決していくコメディアクション。

21世紀、超能力者(エスパー)は増加の一途を辿っていた。その存在はごく当然となり、軍事、外交、経済等あらゆる分野で活躍し、国際競争の鍵を握っていた。しかし高レベルになる程、その数は少なく、国内に存在する最高ランクの超度(レベル)7を誇るエスパーは、内務省特務機関超能力支援研究局・通称:B.A.B.E.L.(バベル)に所属する、チーム「ザ・チルドレン」の明石薫、野上葵、三宮紫穂の3人だけ。

彼女達は、日本の将来に大きな利益をもたらすと期待される反面、もし普通人(ノーマル)と敵対する事になれば、止める事が出来ない、危険な存在でもあった。そんな彼女達を正しい方向に導き、近い将来発生すると予知された、『普通人と超能力者の最終戦争』を避ける役目を与えられたのが、彼女達の現場運用主任・皆本光一である。

彼は極めて性格に難のある彼女達に翻弄されつつも、4人で様々な事件を解決していく。

登場する組織・国家・勢力

B.A.B.E.L.
B.A.B.E.L.(バベル)は、内務省特務機関超能力支援研究局、BAse of Backing Esp. Laboratoryの略で、国内の超能力政策を一手に引き受けている国の組織である。1940年頃招集された大日本帝国陸軍特務超能部隊を前身とし、1960年頃に発足。超能力が国際競争の鍵を握る時代の到来により、潤沢な予算を与えられているため、他の省庁からはあまりよく思われていない。

超能力研究の他に、エスパーの関係する犯罪の対処や、予知された事件事故の阻止、大きな災害や事故での救助活動等、バベルの活動は多岐にわたり、警察や消防と連携を取る場面がよく見られる。自衛隊とも関係は深く、運用主任が自衛隊の訓練に参加することも。BAe 146といった専用機や戦闘用ヘリコプター等を所有し、現場に出るノーマルや戦闘力の低いエスパーは護身用火器としてベレッタM92を所持していたり、機関銃や手榴弾を使用することもある。また自衛隊によく似た階級制度もあり、局長直属の戦闘部隊が存在する。 現場へ出動する場合は基本的にエスパーと現場運用主任(ノーマル)とによるチーム制を採っており、特務活動を行うエスパーまたはチームには「ザ・」で始まるコードネームがつく。

ザ・チルドレン
B.A.B.E.L.に所属する、日本で最高の超能力を持つ少女3人のチーム。普段は3人とも六條院小学校に通っているが、機密保持のため周囲にはレベル2と偽っている。作中、彼女らの背中に光る天使の羽根のようなものが確認されることがあるが、実際に確認したのは皆本と澪だけであり、はっきりしたことも判っていない。

彼女らは精神的に実年齢らしい情緒面の未成熟さが垣間見えるが、その一方で桁外れの能力を持つ事による「普通の子供に、なりたくてもなれない」という冷めた自己認識がある。作中「普通の人々」に代表されるエスパーへの疑念を受けて、現在の立場への鬱屈がくすぶっているような描写(主に薫)が時々ある。

能力と情緒のアンバランスさ、そして「日本の宝」だとする桐壺局長の甘やかしで、彼女らは周囲が手を焼くほどの我侭ぶりを見せている。特に、皆本に出会う前はその性悪な性格は酷く荒みきっていたが、心を許せる皆本との出会いによりかなり丸くなってきた。

現場運用主任は皆本光一。作中ではチルドレンの前の担当として5人の運用主任が確認されているが、そのうち4人はチルドレンによる精神的か肉体的な暴力で重傷を負い辞めている。薫達は何か理由があるようだが、作中では明らかになっていない。皆本の前任であった須磨貴理子も力で抑え付けようとしたが、これもうまくいかずに叩き出された。しかしチルドレンは皆本に対しては我侭ぶりを見せる反面、慕っている。彼女達は皆本のマンションで生活している。

普段の生活ではESPリミッターにより能力を抑えられているが、任務の際には皆本がリミッターを解除して本来の能力を発揮する。超能力そのものは他を圧倒するほど強いが、応用技術が未熟なため指揮官・皆本による補助が不可欠。また、幼い彼女達には負担が掛かり過ぎるという皆本の判断で能力の応用的利用は教えられていない。

ESPリミッターに搭載されているブースト機能で葵と紫穂の能力を薫に上乗せする事で、さらに強力な能力を使うことができる。ただし、その代償として効果が切れてからしばらくは薫はサイコキノを使うことができない。これまでにESPリミッターに搭載された機能はECCM(超能力者対抗対抗装置)等がある。なお、前主任時代にチルドレンが付けていたESPリミッターは超能力を抑制すると同時に、主任の持つスイッチで電気ショックも流れる首輪型のリミッターであった。皆本が前主任にこのリミッターの強化を依頼された時、断って桐壺に気に入られた事が、後に彼がチルドレンの運用主任となるきっかけとなった。

チルドレンの制服はブレザーとミニスカートで、白いシャツの襟元に幅広のリボンを、頭にはベレー帽を、両足には革靴を着用している。ただし、薫だけはベレー帽を被っておらず、革靴の代わりに運動靴を履いている。リボンとベレー帽の色は各自異なる。メアリーはザ・チルドレンの制服のミニスカは駄目だと言っているが、皆本がザ・チルドレンの主任になってから薫が制服にミニスカを希望し、それが通ったようだ。ちなみにその意図は「葵と紫穂のがチラチラ見えた方がやる気が出る」という彼女のオヤジ趣味から来ている。なお、皆本がチルドレンの3人と初めて出会った時はミニスカの制服ではなく、その上にジャケットのような物を羽織っている。

ザ・ハウンド
幼馴染である明と初音のチーム。特務エスパーの採用試験で皆本が指揮し、ザ・チルドレンと対決した。その結果重大な欠点が判明するが、ザ・チルドレンに肩入れしている事がばれた局長が支援する事で合格となった。その後、小鹿が正式に指揮官に任命される。

ザ・ダブルフェイス
バベル本部の看板娘である2人組の受付エスパーチーム、常盤奈津子と野分ほたる。その能力により不審者を見分ける。ただし、任務の一環として探り出した来訪者のプライバシーを口に出してしまうなどのミスをすることもある。「デートの約束は半年待ち」だが、両者とも皆本に気がある(賢木談)ようで、合コンの時には皆本が来るということで参加を了承したらしい。不審者撃退用に拳銃を携帯しているが、射撃のセンスはいまいち。

P.A.N.D.R.A.
P.A.N.D.R.A.(パンドラ)は、エスパーを解放するための革命組織。何の略称かは不明。兵部京介をリーダーとし、他に真木、紅葉、葉と幹部が3人いる。メンバーは確認されているだけで30人近くいる。多くは周囲から迫害を受けたり、組織(バベルを含む)から冷遇を受けたエスパーらが所属しているが、自分から加入する者もいる。ヤマダ・コレミツ曰く「自分達の正義のために戦っている」との事。バベルなどからは悪の組織と思われがちだが、上記の理由からそうとも言い切れない。ただし、同じエスパーに対しては仲間意識は強いが、普通人(ノーマル)に対しては非情で容赦がない面もある。いずれノーマルとの戦争を起こすのが目的と初期設定にはあったが、最近では黒い幽霊にとらわれたエスパーを解放する組織というカラーが強い。活動資金は豊富だが、犯罪で金を稼ぐことも多く、西エイジアの某国の武装政治組織との非合法な取引で資金を稼ぐエピソードがあった。葵や紫穂曰く「バベルよりも待遇が良い」事から久具津や黒巻らがここに所属するようになったと思われる。

コメリカ合衆国
コメリカ合衆国(コメリカがっしゅうこく)は、本作におけるアメリカ合衆国の名称。漢字表記は「米国」。太平洋戦争で日本と戦争したのも、「アメリカ」ではなく「コメリカ」となっている。

ちなみに、「コメリカ」という名称自体は椎名が好んで使用するものであり、『(有) 椎名百貨店(読切漫画『マリちゃんたすけて!』など)』にも登場している。

ザ・リバティーベルズ
合衆国中央情報局在日エスパーチーム。


ソ連空軍は1981年に、アメリカのATF計画に対抗できる多機能前線戦闘機の開発計画、MFI計画を発表し、ロシアの軍用機メーカー各社に機体設計の提案を求めた。ミコヤンもこの計画に参加し、独自で1.42(MiG 1.42と呼ばれ得る事もあった)という戦闘機をソ連空軍に提案した。その後1.42は、MFI計画での有力な候補機と位置づけられ、ヤコヴレフ案との比較の末、ロシアの第5世代ジェット戦闘機に選定された。ミコヤンは1.42の基本設計を1985年までに済ませ、同時に1.42のデモンストレータ機となる1.44の開発も1989年に開始した。

ソ連はMFI計画中に崩壊し、計画はロシアが引き継ぐ事になるが、財政難などで先行きが危うくなっていた。ミコヤンでは1.44の初飛行は1995年に行う予定であったが、MFI計画の進展状況から考えて初飛行を控え、1.44は長い間保管されていた。状況は悪化の一途をたどり、MFI計画は1997年に中止された。しかしライバルのスホーイが、1997年にSu-47を初飛行させた事から、ミコヤンは1.44の写真を1998年12月に公式公開、2000年2月29日には初飛行に成功した。

しかしロシアの財政難は相変わらずで、現状では今後1.44の計画が一息に進展する事は考えがたい。またロシア空軍は、第5世代ジェット戦闘機に関してはスホーイのPAK FAの方に興味を示していて、2012年には運用を開始したいものと考えていることから、なおさら1.44/1.42の量産の可能性は低くなっている。

全長:19.00 m
全幅:15.00 m
全高:4.50 m
主翼面積:90.5 m?
空虚重量:18,000 kg
最大離陸重量:35,000 kg
最大速度:マッハ2.6 (2761.2 km/h)
航続距離:4,000 km
発動機:リューリカ=サトゥールン AL-41F×2
(アフターバーナー時に約175kN)
実用上昇限度:17,000 m
乗員:1名